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2024

0429
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2008

0113
どころか風邪引いて寝込んでたわよ。朝朔よー。まぁ、背後の話なのだけどね。熱が出ようが、入って間もない会社で休むことは出来ない。社会人って大変よね(’’)
そういえば今日は、東京オフの日なんですってね。前のお正月に行ったのは、いつだったかしら…。オフ云々抜きで、東京へはまた行きたいのだけど(勿論関係の方々に会いにですが)…今回は逆に、予定を組んでなくて助かったかも知れないわね。体調的に、恐らく行けなかっただろうから…地団駄踏んでたでしょうし。行っている人たちは楽しんできてると良いわねー。

あぁ、そうそう。進路のこと。目標が出来た、としか言っていなかったと思って。手に職がついて、自分も興味があることにしようって考えて…鍼灸師をね、目指すことにしたの。…まずは専門学校を出て、資格を取ることが目標ね。そこからは…保護者が大学は出ておけ、というから。それから大学へ進むかもしれないわね。長い道のりだわ…。はぁ。ま、そんな感じね。

あ、と、は。私が住んでいるこの家だけど。最近また、住人が増えたので、そのときの話でも置いておこうかしらね。じゃあ、また。
 
 

 

!Coution!
背後です。体調を崩したり、家の状況が不安定だとなぜか新キャラを作ります。
背後です。朝朔はちなみに、別世界でもこっちでも、実は家族が危篤のときに生まれました。(笑)
多分今は余力も無いのに作っちゃいました。
しかも旬が狼なのに、ふっつーに蟲×コミマスでした。背後です、背後です…

いつもどおりセリフ多めの自キャラ万歳ですので、苦手な方はご覧にならないで下さいね。


 
 
 
1月11日。雨の降り頻る寒い日。一週間を終えて、大半の者は休みへ向かう、そんな人ごみの中。買い物帰りの荷物を抱えた朝朔の目の前へふらり、とピンクの影が現れ、自分に当たったかと思うと-びしゃり。影は次の瞬間には道へ倒れ伏していた。
「うーわー、サイアク…あっ、ゴメンナサイ!」
「…大丈夫?びしょ濡れよ」
「あんま大丈夫やないですけど…。当たってもうて、ホンマすいません」
ペコペコと頭を下げるピンク色の髪の持ち主は、こけたこと以上に尋常では無い濡れ方をしており、この雨の中、傘を差さずに歩いてきたようだ。貸してやりたいが、朝朔もまた一本しか傘が無い。
「あなた、家は近くなの?それ以上濡れたら、体に悪いわよ」
「うう、今日関東に出てきたトコで。住むトコまだ決まってなくてぇ…」
「-…。私の家、近くだから。良かったら寄って行きなさいな」
「…えっ!ホンマに!?いやー、姉ちゃん、ありがとう!」
びしょ濡れの少女は、笑うとまるで太陽のようだと思った。

家に上げるとまず風呂へ入らせ、今は風呂から上がってココアをすすりながら、少女はやっと人心地ついたようだった。
「姉ちゃん、色々ありがとう。ウチ、よし緒って言います。この辺のなぁ、ギンセイカン?やっけ?あそこの中学に今日、入ってん。もう今年、高校やねんけど--」
「よし緒さん、ね。私は朝朔よ、宜しくね。あらー、この辺りは本当に…会えばうちの学校の人って感じね。私も銀誓館の生徒よ。高校生」
「えっ。ほなアレや、春から先輩や!」
「んー、残念。私、春には卒業しちゃって専門生、の予定なのよねー」
「なぁんやぁ、ホンマ残念!運命っぽかったんになぁ。」
よく喋るので話を聴いていくと、少女-よし緒、は関西出身の15歳。両親の顔は知らない。叔父・叔母に弟と一緒に育てられ、高校になったら一人暮らしをしろ、と放り出され、言われた学校まで来たものの、その後どうして良いか解らず、学校の近所をフラフラしていたらしい。そして、先程こけた時に薄っすらと見えたが-…蟲を持っている。いわゆる能力者、だといった。
しかし、なんと無責任な保護者か。思うところはあれど、会って間もない人の家に口を出す権利は朝朔には無い、と一先ず口を噤む。
「…そう。まずは、住む所を探さないとダメね」
「もー、ホンマに。どないしよー。決めたら契約あるから、連絡せいとは言われてんねんけど。そこまでも辿り着かんわ…まだ初日やけど」
「…あのね。この建物だけど-。五軒続きで、今三軒目まで人がいるけれど、あと二つ空いてるの。あんまり新しい建物じゃないけど…見回る余裕が無いとか、急いで決めたいとかだったら…ここで構わなければ、大家さんに会ってみる?」
「…なんやろ、この一変してツイてきた状況。いやー、願ってもないわぁ」
「学校までは歩いてもまぁ、行けない距離ではないし、バスもあるわ。この隣には、煩いの-…私の親戚というか義弟というか。とにかく煩くて大きいのと、そのお隣がイタリアだったかしら?留学生の女の子がいるけれど皆、銀誓館に通う能力者だし。あぁ、二人とも高校生だから、春には先輩ね」
「いやぁ、ホンマにぃ!ゼヒ大家さんにお目通り、お願いしたいわ!」
「そう?それじゃあ今日は取り敢えずもう、夜も近いし…明日は土曜日ね。大家さんきっと居ると思うから、明日にしましょうか。今日は家に泊まると良いわ」
よし緒が手を合わせて朝朔に拝みだしたとき、外でエンジンの音がしたかと思うと、玄関の鍵がひとりでに回った。
「はいどーもレイホウ!姉ちゃん晩飯お願いしまーっ てピンクの友達ー!?初めて見たんだけど!」
「---。よし緒さん。これが、さっき言ってた『煩いの』よ」
「ちょっと煩いのってなんだよ!失礼しちゃうわー。なになに、よし緒って言うの?オレ暁虎、宜しくなァ!」
「なんやおもろい兄ちゃんやなあ。うん、ご近所予定のよし緒やよ、しゃおふー…?兄ちゃん、よろしくねぇ」
「うおー!大阪弁!なっつかし!!俺、香港住む前は大阪居たんだよ!話したいが如何せん腹減ったな!」
たまには自分で作ってよね、とごちながら朝朔が立つと、よし緒が慌ててそれに続く。
「姉ちゃん、せめてのお礼にお手伝いするわあ」
「あら、ゆっくりしてれば良いわよ」
「無理。何か手伝わせて」
「…解ったわ。それじゃあ、よし緒さん-」
「あ。姉ちゃん。よし緒 「ちゃん」って呼んでくれると、嬉しいなぁ」
「よし緒、ちゃん?」
「はい、よく出来ましたー!」
なんだか、暁虎と反応が似ている。この日の食卓の賑やかさは当社比、二倍。
こういうのも別に悪くは無いなと、朝朔は少しだけ思ったのだった。
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HN:
片久瀬 朝朔
性別:
女性
職業:
学生
自己紹介:
こちらは【TW2:シルバーレイン】におけるキャラクターのブログです。
シルバーレインを御存知ない方には何の面白味も無いかと思われますので(笑)お引き返しなさることをお勧め致します。

めせ
levia_sareth4771あっとまーくほとめる.こむ
(大体オフラインで見てます。呼ばれると飛び出ます。)

*上記使用画像は、株式会社トミーウォーカーの運営する『シルバーレイン』の世界観を元に、株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。 イラストの使用権は片久瀬背後に、著作権は総裕絵師さまに、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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