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2024

0427
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2007

0321
新しいGTを非常に開けたいのだけれど、背後を捻っても星が降ってきません。今晩は、朝朔よ。

最近は中々時間が取れなくて、GTへも潜り難くなっているのだけれど…ちょくちょく潜って、属性を集めていたのよ。そろそろ、武器の強化も必要かしら、と思って。
本職が白燐蟲使いですから、本来なら蟲笛、虫籠辺りが装備品となるのでしょうけれど、個人的にはギターが好きなのよね。GTが中心の話なのだけれど、もともとの気魄の値も強いから、神秘が当たりにくい敵をガツンと殴れるのよね。
それで強化するならギターかな、と思うのだけれど…これって、バイトを変えると装備できなくなるのよねー。
白燐蟲使いは暫く変える気がないのだけれど、バイトについては他の職に興味がないかと言えばウソになるわ。(笑)
変える気がないのなら、蟲笛か虫籠にするべきかなーと迷ってたんだけど…。
まあ、詰まる話がギターを強化しちゃったんですけれどね!
プールには間に合いそうも無かったので、今日になってしまったのだけれどね。
それにしてもギターでの気魄攻撃は、やっぱりギターで殴っているのかしらね…ガツンと。ゴツンと。

あと防具も強化してしまいたいわねー。作るとすれば、チャイナ服なのだけれど。
必要詠唱銀、3万って言われたわ…さんまん…。遠いわねえ。
暫くは巫女服で我慢するしか無さそうかしら。(笑)
強化防具を作られている人たちの苦労を垣間見た一日だったわ。
が、頑張って詠唱銀、貯めないとね…。
気が遠くなってきたところで、本文はドロンするわね。

追記は前の続き。
前回に引き続き、アンオフィが許せない方は進まないようにして頂戴ね。

…あと、何だか長くなりました(ヒィ)

観念して、国際電話の取次ぎ番号をプッシュする。
組の皆の声は聞きたくて、何度か事務所へは掛けたけれど。あいつ自身の声を聞くのは…半年振り、くらいかも知れない。 ―短い呼び出し音の後、プツリと受話器を取った音。
「…你好。久しぶりね、元気にしているかしら。…って一応聞いておくわ」
『気楽に挨拶してんじゃねェよ、俺がいつから連絡してたと思ってやがる。お前ェのお陰でストレスたまって毛が5本は抜けたぜ。って訳でちっとも元気じゃねえ。責任取りやがれ、俺の資源を返しやがれ』
気に障る濁声。しかし、案外、怒っては居ないらしい。
「それだけ饒舌なら大丈夫よ。5本で済んで良かったと思いなさい三十路の手前。…で、何の用?」
『まだ27だ。手前までまだ2年あるッつの…相変わらず愛想無ェな、お前。世間話は世渡りテクとして大事なんだぞ。…まぁいいか。
じゃァ本題だ。お前さ、暁 覚えてっか。』
「…暁?アンタの縁者でしょ?日本生まれの…」
『そうそう。俺の爺さんの弟の孫な。アレがよ、一年そこら前から日本へ帰ってるらしいわ。で、何かよく解らんが、お前と同じ学校へ編入したとか連絡があってな。契爺が面倒見てやって欲しいと』
面倒を見てやって欲しい。 …面倒を見てやって欲しい。
頭の中で言葉を反芻させる。次いで、「暁」-正確には、暁虎という-を思い出してみる。
最後に会ったのは、多分3年前の春節の時…
中学校へ上がる年だったか、もう入っていたか。
悪戯っぽい笑みを浮かべた、ちょっと柄の悪い感じの少年で…嫌い、な。
そう、保護者にソックリの少年だ。
彼が悪いわけではない。ただ、彼が保護者に似ているのが悪いのだ。
性格はちょっとだけ違う。まだ幼さが残り、実直な部分があった。
でも。顔が似ている。声が似ている。髪形が似ている。誕生日は一日違いだ。とどめに、保護者は威虎。彼は暁虎。姓は威と言う。
名前まで、似ていた。
総合してみると、朝朔の中では「できれば、会いたくない」人物に分類されている。
-の、面倒を…?
『今はよ、その辺りのホテルに仮住まいしてるってよ。お前と連絡が付き次第、お前の部屋の隣、空いてただろ?そこへ入ることになってからよ。お前が電話、出ねぇからホテル滞在日数延びまくりだろうが。契爺にドヤされんのは俺なんだからよー』
契爺、とは愛称のようなもので、日本で言えば「ゴッドファーザー」を指す。暁虎の爺様、を保護者はこの名で呼ぶ。そういえばカネ勘定に煩かったような気がした。-は、今はどうだっていい。
「ちょっと。お隣に越してくるなんて、今初耳よ。それに面倒を見るなんて、私は-」
『お前の所の大家とは、交渉に入った時にマブダチになってるんでな!で、面倒ってほどじゃぁねェよ。ただ、知り合いの近くに居たら契爺も安心だってんでな。折角同じ学校みてーだし。時には親族間の親睦を深めろや。暁も喜んでるらしいぜ、姉ちゃんと一緒だってな』
「私には親睦は関係ないでしょう、アンタの親族なだけで-…勝手に決めて…ホントに最悪よ。最低」
この保護者に対し、一度決まったことを覆すのは至難の技だ。これは不本意ながら共に過ごした十年近くで学んだ。
バックに契爺が絡む話となれば、余計に難易度は上昇する。遠い国へ来ているのだ、近くに誰か、知り合いが居れば安心というのは道理。同じ学校なら尚更…朝朔の家は学園への便も良い。
…これもまた、諦めるしかないのだろうか…。
この男の元へ身を寄せることが決まった時もそう。孤児出身の両親には頼れる親戚もなかった。
その両親を喪った小さな子供だった朝朔には、一人で生きていくことなど出来なかった。
記憶があやふやで、未だはっきりとはあの時のことを思い出せないが-俺を両親の敵だと思え、と言った男の元で、『諦めて』両親の敵の元で育つ道をとった。復讐を心に誓って。
我ながら諦念の人生ね、と朝朔は思う。
しかし、タダで引き下がるのでは、腹の虫が収まらなかった。
「いっつもそうよ、アンタは自分の勝手ばかり…私の意志なんて」
…語尾の辺りを、わざと鼻声にする。スン、と一度 息を吸う。それきり、幾度か同じ動作を繰り返すだけで、何も喋らない。
『…………。 泣くなよ、それっくらいの事で』
押し黙る。カチ、カチと受話器の向こうから、微かに音が聞こえる。ジッポの蓋を開閉する音だ。
保護者は、落ち着きがなくなると、この動作を繰り返す。
酷いことを平気で遣って退けるくせに、朝朔が強気でなく、弱気な態度に出ると、この男はすぐさま、狼狽えた。
朝朔は、彼と会話するとき、受け答えに如何に嫌味を含ませるか。これを常に考えている。
しかし、それだけでは相手も慣れたもので、もう怯まない。
そこで、いかに困らせるか。時々弱気に出てみるのが一番良い。滅多なことでは、弱気になっている場面など見せないからだ。
中でも、傷ついた振りが一番よく効く。
『おい、アサキ』
「…ウソ泣きに決まってるでしょう。アンタ、女に貢がされて捨てられるタイプよねぇ。バカ威ー」
『…っの野郎』
「でも勝手ばかりされて腹が立っているのは、変わりないんですからね。覚えてらっしゃい、いつか首を獲ってやるわ…私、日本でも鍛えてるんだから」
『いつでもかかって来いや。鉛弾を避けられるぐらい、鍛錬するこったな』
言いたいことは言った。こんなに話すのは久しぶりだ。あちらはまだ話したそうだが-
そろそろ、保護者の声を聞くのも疲れてきた。
「じゃあ切るわよ。落ち合う時間とか場所は、またあちらと都合がつき次第、追って連絡を頂戴。
電話じゃなくてメールでね」
『わぁったよ…お前も返事 返せよ。音信不通女。それと』
「何よ。まだ何かあるの?」
『…たまには帰れよ』
二月の半ば。依頼やテストで、春節…正月だというのに、結局連絡も何もしなかった。
「次の長期の休みには、考えておくわ。 …ごめんなさい」
『俺じゃなくて、周りの方が煩せェんだ。…俺より連絡ついてる癖にな…まァいい、とにかくたまには帰れ』
「はいはい。それじゃね…再見、威」
『再見』

あいつと話す度に、時間を経るたびに、何処か憎みきれなくなる。
両親の敵、の可能性が高い男と言葉を交わす。稀に談笑もする。
それが許されることとは思えない、どうして完全に憎めない-…。
己の中で葛藤が生まれ、鬱々とした気分になる。だから彼との接触は嫌い、あれを思い出させる暁虎が苦手。
窓を見遣れば、外は雨。どんよりとした空と同じような心模様になりそうだ。
連絡が来るまでに、もう一眠りしよう。眠って、一度スッキリしよう…
携帯電話を枕の下へ埋め、朝朔は、もう一度夢の世界へと落ちる。
尤も、声を聞いたせいで夢の中にまで保護者が出演し、結局 起きてしまうしかなかったのだが。



壁】背後
(長!なっが!アップしてみて驚いた次第!何か暗くなったし!
別に隠さんでも良いかな、と思って名前も出してみました。見かけたらほくそ笑んで下さい(笑)
纏まりの無い文章にお付き合い下さり、有難うございました(はぁと))
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プロフィール
HN:
片久瀬 朝朔
性別:
女性
職業:
学生
自己紹介:
こちらは【TW2:シルバーレイン】におけるキャラクターのブログです。
シルバーレインを御存知ない方には何の面白味も無いかと思われますので(笑)お引き返しなさることをお勧め致します。

めせ
levia_sareth4771あっとまーくほとめる.こむ
(大体オフラインで見てます。呼ばれると飛び出ます。)

*上記使用画像は、株式会社トミーウォーカーの運営する『シルバーレイン』の世界観を元に、株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。 イラストの使用権は片久瀬背後に、著作権は総裕絵師さまに、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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